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令和5年 12月議会 一般質問
高齢者のための移動支援サービスについて
 近年、高齢者の間で誤嚥による肺炎やそれに伴う死亡事例が増加しています。これを受けて、単位シニアクラブでは誤嚥予防の講習会を開催していますが、多くの高齢者が交通手段の不足により参加できていない。特に、運転免許を返納した方や身体的な制約を持つ高齢者にとって、公民館までの移動が大きな障壁となっている。
この問題は全国的な課題であり、一部の自治体では地域住民による移動支援サービスが実施されている。例えば、自治体が提供する車両やボランティアの私用車を利用した移動支援サービスが増えており、移動中の事故に備えた自動車保険も提供されています。これにより、公共交通ではカバーできない短距離の移動支援が可能になっている。御殿場市のシニアクラブが令和3年からこのようなサービスを実施している例もあります。
高齢者の健康や生活を支援する「ボランティアによる移動支援サービス体制」の構築が急務である。
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Q1:町として、このようなサービスの導入に向けた考えや計画があるか伺う。
A1:近隣の一部の市町では、地域住民のボランティアにより移動支援事業が行われています。現時点で本町ではそのような事業はありませんが、早急に検討する必要があると認識しています。高齢者がひとり暮らしをする場合、困りごとをご本人だけで解決することは難しく、地域のカ、近所の方々 との支え合いが重要となっています。町内で移動支援事業を始めるためには、地域でお互いに助け合う仕組みを構築することや、その普及啓発、移動支援事業を担うボランティアの養成、ボランティア組織の立上げ、送迎車両の確保、事業全体の運営方法等について研究をしてまいります。
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